Second opinion supportセカンドオピニオン対応
セカンドオピニオンとは
医療が進歩してさまざまな治療法が生まれています。その結果、医師によってあなたの病気に対する考え方が違うことがあります。また、医師や病院によって、医療技術や診療の質に差があることも考えられます。そこで、あなたにとって最善と考えられる治療を、患者と主治医で判断するため、主治医以外の医師の意見を聞くこと。それがセカンドオピニオンです。場合によっては、医師をかえることになります。
当院におけるセカンドオピニオン
当院は、完全独立型緩和ケア病院です。痛みのコントロール(疼痛緩和)や、吐き気・嘔吐、呼吸困難など諸症状の緩和を中心とした医療行為は積極的に行いますが、延命目的での積極的な検査・治療は行いません。
このことから、当院におけるセカンドオピニオンとはホスピス・緩和ケア病院以外の医療機関で行われるセカンドオピニオンとは趣が異なります。
当院におけるセカンドオピニオンとは『患者さん自身やそのご家族に、より適した最善の生活環境・療養環境を求める』ために、より多くの意見や情報を提供させていただく場という意味が大きいことをご理解ください。
受診の対象や相談内容について
① お受けできない場合
- 紹介・予約なしで直接来院される方。
- ご本人・ご家族以外からのご相談。ご家族でもご本人の相談同意書をお持ちでない場合。(ただし、ご本人が18歳未満の場合を除く)
- レントゲン写真や検査データがない場合。
- 主治医が了承していない場合。
- ご本人、またはご家族の方のホスピス・緩和ケアに対する適切なご理解と同意が得られない場合。
- セカンドオピニオン外来相談時に、当院での疼痛コントロールなど診療行為を希望される場合。
② お答えできない内容
- 現在受診中の医療機関や医師の良し悪し。
- 医療事故・訴訟に関する内容。
- 医療費の内容、医療給付に関する相談。
- 当院にない診療科領域の内容。
受診方法
当院の相談(セカンドオピニオン)外来は予約制です。現在の担当医に、みどりの杜病院を受診したい旨お申し出下さい。
事前に現在の医療機関から当院相談室に予約のFAXをいただきます。
その後、当院にて予約日時を設定させていただき、後日あらためて担当医療機関および患者さん宅に連絡いたします。
受診に際して必要なもの
- 相談者がご本人以外の場合は「同意書」、ただしご本人が未成年の場合はご相談者との続柄を示す書類。(健康保険証など)
- 主治医の先生に書いていただいた診療情報提供書。
- できる限りの検査資料をお借りしてお持ちください。
- 血液検査の結果
- 超音波検査の結果と画像
- レントゲン検査・MRI検査・CT検査の実物フィルム
- 病理検査の報告書など
以上1~3をご持参の上、予約日時にお越し下さい。
当院の担当医が意見・情報を提供し、病状のご理解と治療場所の選択にご協力いたします。
その際、当院での新たな診察や検査は行いません。
相談費用
自費(1回につき16,500円、1時間を超えた場合は、30分ごとに(30分未満を含む)5,500円が加算されます。)
※相談費用には、消費税が含まれます。
お問い合わせ先
みどりの杜病院 相談室
TEL 0943-23-1700
FAX 0943-23-0012